いわてのお米は、農家の人たちの一生懸命が支えています。
ある農家を追いかけながら、米づくりの一年をご紹介しましょう。

風が田んぼに秋の気配を運んでくる頃、
黄金色に色づいた稲の穂が
こうべをたれたら収穫のサインです。
稲刈りは、米作り農家の総決算。
お天気とにらめっこしながら
稲刈りのタイミングをはかります。
今年もまずまず上出来の様子、
農家の人たちの笑顔も秋晴れです。

3 稲刈り

稲穂
稲刈りの風景

稲刈りは、タイミングを見極めるのが大事。

黄金色に波打つ田んぼは、「早く刈ってくれ」とせがんでいるように見えますが、慌ててはいけません。早く刈りすぎると米が充実する前で収量が少なく、遅れると収量は増えますが、籾が熟れすぎて米の色つやが悪くなってしまうのです。そこで、収穫のタイミングをはかる目安が籾の水分量。通常、水分が25%以下になった時が開始時期とされています。とは言っても、一番大事なのは農家の人たちのこまめな観察。その年の天候を踏まえ、これまでの経験に裏付けられた判断が、刈り取りのタイミングをはじきだします。一枚一枚異なる田んぼの土の状態や稲の状況をよく見極めて、GOサインが出たら稲刈りをスタート。大きな田んぼにコンバインが乗り込みます。

稲穂
稲刈り中の風景
稲刈り中の風景

いいお米は、みんなの汗と頑張りの証し。

この日の稲刈りに出動したのは、なんと2台のコンバイン。外周から内側へと、どんどん稲を刈り進んでいきます。「コンバインの音に驚いて、いろんな生き物が稲の中に迷い込んじゃうこともあるの」と、お母さん。コンバインは稲刈りから脱穀、籾の選別、藁の処理までをまとめて行い、脱穀された籾はトラックへ移され、すぐさま自宅にある専用の乾燥機まで運ばれます。2台で刈り取ったおかげで、2時間ほどで作業は終了。かつての手刈りやバインダーとは大違いのスピードに驚くばかりです。農家の人たちも、ひと作業終えて、まずは小休憩。今年の稲の出来をみんなで話しながら、一年の米作りを振り返ります。「台風の被害もなく、無事に収穫できてよかった」。ご苦労様と言った端から、みんなの気持ちはもう来年に向かっているのでした。

稲刈り中の風景
農家の人

収穫後のお米

収穫完了